医療事務領域

 日本における医療事務領域の情報システム化は1968年が最初と言われているので、既に34年の歴史があるが、未だ標準と言える物が定着していない。
 しかしその中において、レセプト電算処理システムは保険請求明細の媒体フォーマットから、請求内容の記録形式およびコードにわたるまで統一した仕様に成っており、このシステムの普及によって一挙に医療事務領域の標準化が進むことになる。
 また医療事務領域の標準化が医療情報システム全般に影響を与えるものとしては、請求明細書様式内に記録される各種コード類が候補となる。
具体的には、
   1)傷病名コード
   2)傷病名の修飾語コード
   3)診療行為コード、
   4)医薬品コード
   5)特定医療材料コード
   6)コメントコード等が中心となる。
 他にも、診療科コードや性別コード等各種のコードがあり、これらも標準化の対象と成る可能性は高い。
 但し、傷病名コードをはじめ、現在のレセプト電算処理システムのコード体系は必ずしも臨床医学の面からや医療機関運営の面で適切では無いと評価されている。例えば傷病名コードの場合、MEDISの標準病名を日常の運用では使用して、保険請求の際にレセプト電算処理システムの傷病名コードに振り返ることが行われている。
 しかしながら、DRG/PPSをはじめとして、臨床での医療行為と保険収入の内容との関連が明白に対応づけされることが求められる時代になっており、これらの問題の早期解決が望まれる。
 なお、MEDISでは標準病名とレセプト電算処理システムの傷病名コードとの一体化を進めており、早期リリースが望まれる。

本項では下記のコードについて述べる。

1.傷病名コード

2.修飾語コード

3.診療行為コード

4.医薬品コード

5.特定器材コード

6.コメントコード