平成18年6月22日の厚生労働省の通知により、診断書発行料などと
同じように有償で、お薬の内容、採血・検尿の結果、画像などをCDで
お渡しできることが明示されました。
静岡県版電子カルテは「電子診療データCD」として、この通知に合致した
CDを発行することができます。
静岡県版電子カルテ稼動診療施設は、病院、診療所ともに、
リストされています。
CDはこのような外観です。
このようなポスターを作製しています。
CDにはご自宅で内容を見られるように、ソフトウエアが入っています。
PCのCDドライブに入れて、CDのアイコンを右クリックするだけです
が、操作説明書もご用意しました。
.NETがPCに入っていない場合は、CDに入った.NETをインストールしようとしますので
ご承知ください。 |
今まで病院を変えるということは色々面倒な事が多く
積極的にセカンド・オピニオンをうける事が出来ませんでした。
しかし、静岡県版電子カルテ導入病院間では紹介状を
はじめ、治療内容、処方内容、検査結果などがCDで
患者様に手渡され(有償)患者さんはそのCDを転院先の病院に提出する
だけで、転院先のドクターは今までの履歴を確認できますので
転院後の無駄な検査などを行わなくてもすみます。 |
今までの医療は病気の事や検査結果の詳細などドクターから
口頭で説明を受けるしかありませんでした。
しかし、静岡県版電子カルテは先で記載したとおり
診療データがCDで患者さんに手渡されますので患者さんは
ご自分で治療内容や検査の内容、処方内容を確認できます。
無論、素人が病気の事を勝手に判断する事は危険な一面も
ありますが、自分の病気や治療内容を知る事で安心して
医療を受けることが出来ますし、担当ドクターはじめ病院を
信頼する材料の一つとなるのではないでしょうか。 |
3.しかしカルテ全体がCDになって貰えるわけではない |
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診療データは誰のものでしょうか?定説では、処方内容、検査結果、画像は客観的であり、患者さんのものであるが、診断名、治療計画などは患者さんと医療施設の合作である、とされています。
今回CDでお渡しするものは、客観的データの範囲です。またCD発行費用や、治療に影響が出る場合もあるので提供の手続きに関しては、各診療所・病院でそれぞれにポリシーをお持ちですので、ご相談ください。
カルテ全体の開示に関しては、これも各診療所・病院でそれぞれにポリシーをお持ちですので、ご相談ください。
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電子診療データCDの図です。これには一定期間の検査結果、処方内容、画像などが入っています。これらを見るブラウザも入っていますので、下の図のような画面で見えます。作成するとき、および開けるとき、4桁のパスワードを設定することもできます。
静岡県版電子カルテ稼動医療施設が出してくれる紹介状にCDが付いている場合は、下のように従来の紙の紹介状とともに、封筒にCDが入り、手渡されます。CD発行費用などは別途頂きません。このまま破らずに紹介先の医療施設にお持ちください。
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